Manufactory

Concept of sustainabilityサステナビリティに関する考え方

合同製鐵グループは、貴重な国内資源である鉄スクラップを少ない環境負荷で社会に還元する電炉事業を通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
また中長期的な企業価値向上に向けたサステナビリティへの取組みとして、今後、想定される我が国の電源構造の変化に応じた最適な生産体制を整えるとともに、製造時に使用する電力、燃料の軽減につながる省エネルギー投資や、太陽光パネル等の自然エネルギーの活用、植林等のCO2の吸収につながる活動を通じ、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していくとともに、人的資本や知的財産等への投資も積極的に取り組むこととしております。

Management system経営推進体制

経営推進体制図

For SDGs社会の持続可能な開発目標(SDGs)への貢献

当社グループは世界共通で取り組む17のゴール「持続可能な開発目標 (SDGs)」を目標として、社会の持続可能な発展に貢献してまいります。

Environmental philosophy環境に関する考え方

  • ・当社の事業活動を効率的に行うための環境マネジメントシステムを構築、運用し、継続的に改善する事で社会貢献を行う
  • ・環境に関連する法規則や条例・協定並びに当社が同意するその他の要求事項を遵守し、地域社会への環境に配慮し、環境汚染の未然防止を図る
  • ・資源循環型産業として、資源のリサイクル・省エネルギー・省資源・廃棄物の削減に努める

Climate change気候変動への取組み

― CO₂削減目標および実績

― 取り組み事項

  • 高効率ポンプ・ファンの導入推進

    設備更新時期に併せて、順次エネルギー効率の優れた機器に更新。
    また、制御改造(インバータ制御)による運転の最適化を行い、省エネを実現。

  • 電気炉コヒーレントバーナー導入

    フレイム長さ・直進性に優れ、LNG・酸素効率が高いことから電気炉操業における省エネを実現。

  • 工場照明LED化

    工場照明のLED化に加え、建屋屋根の更新時に自然採光を取り入れることで、工場全体の省エネに大きく貢献。

  • 植林

    石川県穴水町の山林11haを有し、能登森林組合を通じて、間伐・森林活動を実施。

  • LD予熱設備の酸素バーナー化

    LNG+空気バーナーと比較して燃焼効率が高くLNG使用量を大きく削減。

  • CF(セラミックファイバー)

    老朽による定期更新時期を迎えた加熱炉天井に施工(今後、施工範囲を拡大予定)。大阪製造所形鋼工場

    加熱炉天井のCF化

    天井耐火物の更新に併せて、セラミックファイバー(CF)化を実行。CFは、熱伝導率が小さく軽量であることから、蓄熱損失を低減することで省エネが期待。

― これからの取り組み

完成イメージ図

自家消費型メガソーラー発電所新設
(三星金属工業)

子会社の三星金属工業(株)の構内 約10千m2に単結晶パネル 1.9千枚を設置。
1千MWh/年の発電により、昼間の雑電力を自社で供給。

― 効果の検証への取り組み

省エネ対策推進中(実機テスト中)

電極昇降制御装置などを活用し、電力投入効率向上、炉内時間の短縮、電力・電極原単位を改善。

Risk scenario環境変化によるリスクシナリオ

シナリオのPDFをダウンロード
シナリオ 要因・事象 リスク/機会 当社への影響 当社の戦略
1.5℃
未満
低炭素素材のニーズの高まり 電炉素材への評価向上
機会
  • ・高炉鋼材からの置換等による需要増
  • ・製品の基本機能・品質向上
  • ・脱炭素化を進め、更なる差別化を促進
脱炭素化要求の高まり
リスク
  • ・脱炭素操業体制への移行が進まず、操業難
  • ・省エネ推進、脱炭素技術の開発・導入推進
調達品の低炭素化進展
リスク
  • ・エネルギー以外の調達資材等の単価高騰は限定的
  • ・調達ソースの拡大、代替品の適用
カーボンプライシング導入 資材調達コストの増加
リスク
  • ・合金、資材等の調達コストの増加
  • ・省エネ推進
スクラップの需要拡大 スクラップ価格の上昇
リスク
  • ・電炉ニーズの高まりによるスクラップの争奪
  • ・スクラップ価格の上昇によるコスト増
  • ・鉄スクラップ価格の変動に応じた販売価格への反映体制の構築
  • ・鉄スクラップの安定調達化に向けたスキームの構築
  • ・低品位スクラップの利用拡大、操業技術の確立
再生可能エネルギーの普及拡大 電気料金の上昇(再エネ賦課金の増加)
リスク
  • ・再生エネルギー賦課金の増加による電気コストの増加
  • ・省電力施策の推進
  • ・太陽光発電設備の設置推進
環境意識の更なる高まり 省エネルギー(環境配慮)
製品の評価拡大
リスク
  • ・電炉ニーズの高まりによる競争の激化
  • ・脱炭素への適応遅れによる販売機会の損失
  • ・環境配慮型製品の開発推進
  • ・グリーン資材の調達推進
  • ・サプライチェーンへの脱炭素化対応
4℃
上昇
異常気象(自然災害)の増加 異常気象による災害多発(台風・豪雨の増加)
リスク
  • ・生産拠点、設備の被災による生産停止
  • ・BCP対策の推進
リスク
  • ・原料、資材の調達停止
  • ・適正在庫の確保
  • ・更なる調達先多様化(サプライチェーン)
機会
  • ・土木・建築鋼材用途の需要増
  • ・高機能鋼材の開発推進
作業環境悪化(気温上昇) 労働環境の悪化
リスク
・作業環境改善への投資増 ・職場環境対策の継続推進

Recycling society循環型社会を担う

当社が担う「鉄」資源の再利用

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